③欠点数による(エチオピア・ペルー)
エチオピア(アフリカ)とペルー(南アメリカ)2つの国の共通点は
赤道を挟んで北と南に位置し、コーヒーの栽培に適した環境は
高地で標高がとても高い位置にあるという点。
ペルーは、南緯3度から18度標高の高い山々から成るアンデス山脈と、
世界で最も大きい川であるアマゾン川の大自然に囲まれています。
栽培地域は800m~2000m、1日を通して寒暖の差が激しく湿度が高いなど気候の面でも
コーヒー栽培に適していると言えます。
主に小規模農園でそのうちの約30%以上が生産者組合等に属して組合単位で
品質向上、生産向上、生活向上を目ざして栽培されています。
一方、エチオピアは北緯3度から4度、東アフリカの内陸に位置しており、
国土のほとんどがエチオピア高原を中心とする高地で、栽培地域は1800~2000m。
ちなみに首都アディスアベバは標高2400m。
農園で栽培されるコーヒーは少なく、約半分は庭先の農家が自宅周辺の狭い土地で
ほかの作物と共に栽培し、残りは自然林に自生しているものや、
自然林に手を加えて栽培しているようです。
2か国とも小規模で栽培しコーヒー豆の生産のほとんどを手作業で行い、
精選方法は農園によって異なりますが非水洗式(ナチュラルプロセス)と
水洗式(ウォッシュドプロセス)で精選され、輸出される。
欠点数の数値(300g中)は2つの国で若干の違いはございますが、
国内に輸入されるコーヒー豆はグレード1(最上級)~グレード5となっています。
エチオピアは、グレード2以上は、ウォッシュドが基本。
欠点豆を取り除く方法は、ペルーは機械や電子選別とハンドピックにより、
エチオピアは主にハンドピックと違いはあります。
次回は、④スクリーン+欠点数による(ブラジル・カリブ海諸国・インドネシア)です★
お楽しみに~♪♪♪
ototoca COLUMN