コーヒーにお詳しい方やご自身で焙煎をされる方はわかると思いますが、
焙煎とはいったい何なのでしょうか?
農産物として各地で収穫されるコーヒー豆を専用の機械や
道具により熱を加えて水分を飛ばし焦がす(ロースト)ことを言います。
右の写真は、現在使用している
ドイツ製プロバット社の焙煎機の1つで、
ガスに火を入れて数十分間機械を動かし、
ころあいを見てコーヒー豆を釜から出せば
出来上がりな、単純な作業です。
多少の知識さえマスターすれば誰でも出来ます。
しかし、味を創り出すとなるとそんなに簡単じゃありません。
コーヒーは農作物です。しかも毎日の気候条件は、同じではありません。
したがって焙煎職人は、それ相応の覚悟で臨まなくてはならないのです。
弊社の焙煎職人は、(人生豊富な)焙煎日には、朝の7時からお昼まで行っています。
実は、私(皆水)も以前やってましたが、火加減と釜だしのタイミングで
ものすごく神経を使い、ほんの数秒で様子がガラリと変わります。
だから、焙煎は、そんなに甘くはないのです。
特にこの焙煎機は、すべてがアナログ式で、職人の経験と勘とが頼りなのです。
(頑張ってください焙煎職人様!)
~ 焙煎3段階 ~
深煎り → 豆の色が濃い茶褐色で苦味があるコーヒー、時間をかけて焙煎したもの
中煎り → 豆の色は栗色。酸味、苦味、甘味のバランスが良い味わい、程よい焙煎時間
浅煎り → 豆の色は薄い茶色で酸味系の味わい、焙煎時間が短い